2/6中日新聞朝刊に
今朝の中日新聞朝刊に、武道必修化に伴う、体育教師の意識調査の結果が出ていた。
柔道、剣道、相撲のうち、剣道、柔道、相撲の順で、選択する学校が多い。
剣道をやるものてして、剣道を選択する学校が多い事は喜ばしいが、手放しで喜べない思いもある。
皆さんご存知の、柔道の事故の多さ。
名古屋市で部活動中に事故死した一件は記憶に新しい。
同じ武道を志す者として、悲しい一件であり、指導者は細心の注意が必要と、改めて感じる次第。
そういった事柄から、他のスポーツとは一線を画し、どちらかといえば、玄人でも、指導が難しい武道を中学の体育の時間に体育教師が教える事に不安があるのは、仕方がないと思う。
剣道を選択しても、事故がゼロとは限らない。
柔道よりは少ないかもしれない。
それは、柔道の様に、「受け身」が無いから。
昔の剣道は投げ掛け何でもありだったが、ここでは省こう。
受け身が無いからと、少し安心してもらってもいけない。
剣道は「竹刀」 と云う、道具を使う。
これは、昔で云うところの「刀」である事はご存知のところ。
刀を持つ事は禁じられてるので、家庭の包丁で説明すると、切れ味抜群の包丁は、例え間違って、手を切ったところで、傷口がキレイだから、治りも早い。
逆に切れ味がダメな包丁だと、野菜も丁寧に切れないし、間違って手を切っても、傷口も汚く、治りも遅い。
竹刀も同じで、竹の「ささくれ」が あると、相手に怪我をさせやすい。
僕らは、稽古しながらも、竹刀の具合も見てる。
武道を必修化した理由の一つに、「心を養う」とあるようだけど、相手を思いやるのが、それかな…と勝手に考えてる。
なので、ただ剣道を教えるのではなく、竹刀の手入れをする事で、相手に怪我をさせないと云う事を学んで欲しいかな…。
竹刀も、1人二本あると良いかな…。
一本がダメなら、もう一本。
保険料のつもりで購入を勧めたい。
あと、先生方も、予備の竹を持っていて欲しいな…。
予備の予備。
体育の時間で、武道が何時間割り当てられるか分からないけど、お勧めしたい。
それは何故か…。
素人ほど、力を入れて振るし、面を付けての時間だと、間違いなく、面金(めんがね=格子の部分)に打つのがほとんどで、竹が早く悪くなるから。
豊田市の連盟でも、協力するとかを、チラッと聞いた位だけど、身近な武道修行者に、全てを聞いてくれたら、ありがたいな…。
けど、体育教師もつらいね〜(>_<)。
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