朝青龍の因縁
先週の朝青龍の問題に因縁を感じたので紹介したいと思う。
朝青龍は高砂部屋所属の横綱。
今は元大関朝潮が親方。何代目高砂かは、忘れた。
先代は、元小結富士錦
その前は元横綱朝潮
更にその前は元横綱前田山(土俵入りの写真)
因縁を感じるのはその、前田山と朝青龍との関係。
前田山は戦前から戦後に活躍した名力士。 33歳で横綱に昇進。 大関を9年ほど務めたので、一般的には名大関とも評される事もある。(当時は年2場所の時代)
ベンマネさんが記事アップしていたけど、休場して野球観戦し、その時の写真が新聞記事になり、大問題。 今回の朝青龍同様引責引退した。(下の写真) この事件が切っ掛けで、今回、朝青龍に引退勧告を促した「横綱審議委員会」が発足した。
この事件を聞いたシールズ関係者が前田山をアメリカに招待し、土俵入りなど、相撲を紹介した。
これが切っ掛けかは記憶に無いけど、元来、前田山は欧米に強い関心を持っていた。
その行動力がハワイ出身の高見山のスカウトに繋がった。
高見山外国人力士初の幕内優勝を達成し、去年、大関魁皇に抜かれるまで保持していた幕内在位97場所を誇る名力士。
全く、生活環境の違う、異国の地で前田山が高見山に諭した言葉が「努力と辛抱」
前田山の孫弟子に位置する朝青龍はその「努力」はしただろうけど「辛抱」が出来なかったのかな・・・。
結果的に、前田山の一件で発足した「横綱審議委員会」から引退勧告を受けた事に、何かの因縁を感じずにいられない・・・。天国の前田山関は何を思って見ていただろうか・・・。
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