相撲と柔道は同じ道を歩んでいるのか??

華玉山 依芽呂または、華珠家 舞芽鷺

2010年02月06日 19:26

柔道と相撲の昨今の礼を欠いた作法に剣道家の視点から見てみたい。

オリンピック競技になって久しい柔道。

地域の大会ではそんな事は無いかと思うけど、オリンピックという世界中が注目する舞台で、そこで活躍する競技者の相手への礼を欠いた行動が、特に試合後に多い。

勝って金メダルを取ったときのその行為。 

試合後の礼をする前にコーチに飛びつく・・・。

日本人も外国人もだ。

僕が記憶するオリンピックは1984年のロス・アンゼルスからだけど、その時、金メダルを取った山下選手は膝を痛めていたよね。

その時の相手は、その膝を攻めなかった。

勝負師であれば、相手の弱点を突くのはセオリーだけど、それをせずに、金メダルを逃した。

その選手は母国でどの様に言われたのだろうか・・・??勝負に徹しきれない選手は不要!・・とか?。

その選手にとっては、その試合は「勝てば官軍」ではなかったのだよね。自身が信じる「道」を貫いた結果だと思う。

今の国際的に活躍する柔道選手は、その外国人選手の様にはなれなかったのかな・・・。

 今の相撲界はどうだ??

朝青龍だけの「ガッツポーズ」の行動だけど、横綱が故に外国人全員がしている印象があるのかな・・・。

日本の「道」と付く競技は相手への配慮も大切にする。

剣道ではガッツポーズは反則の対象で、1本を剥奪される。

これは、全日本剣道連盟の審判試合規則にある。

相撲も、「ガッツポーズ」を反則としないと・・・。

分からなければ、剣道の様に規則として明記をしていかないと・・・。

国際化しつつある相撲界。 

悲しいけど文章化しておいたほうが良いのでは。

剣道はその競技の性格から(勝つ=相手を切り殺すという意味合いから)。

柔道や相撲は国際化の波に対応するために。(プロアマ問わず)

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