何故枯れるか原因究明

華玉山 依芽呂または、華珠家 舞芽鷺

2009年10月11日 00:03

程々に仕事の事を書く華玉山。

今年も植え付けが終了し今は実りを待つのが仕事となる。

当然ただ待つだけではいけないので、管理作業もする。

今年の苗の出来は75点と以前評価したけど、その評価もだんだん下降して50点・・・、もしくはそれ以下になりそうな・・・。

何故かというと、今年はしおれる苗が今までより多い。

そのしおれも散発的に出てくるので、厄介なものだ。

予想付く病気はあるけれど、今日は午後から顕微鏡を使って調べてみた。

この顕微鏡は見ての通り家庭用。

これでも充分見る事が出来る。

けど・・・、本当は両目で見れるものが欲しいのだけど、利用頻度や価格の事を考えるとこれでいいかな・・・。




右の写真は健全苗です。

根元に花芽がのぞいていますね。

今の時期はこれ位であると有り難いです。



そして、これが不健全苗です。ここまでしおれてしまうと、再起不能になってしまいます。

せっかくここまで大きくなった苗だけど、新たな苗に植え替えです。











この不健全苗を抜いて土を落とし根っこを水洗いします。









 
ハサミで切るとこの通り・・・。

しっかりとやられていました。

この時点ではパッと見では判断がつきにくいですね・・・。

しかし、予想はつきます。



 株元を水で濡らしてセロファンテープに擦り付けて、プレパラート(だったっけ?)に貼り付けます。そして顕微鏡で見ます。

顕微鏡の倍率は最大で200倍で見ます。

いちばん見やすい倍率は100倍くらいかな・・・。僕はそう思います。



そして、顕微鏡から見たものがこれだ!

ONE-TWO-THREE 






はっきりいって上手く撮れていないです・・・。

写真の撮れる顕微鏡ではないし、携帯カメラで撮影してるし・・・で。

まぁ、これくらい撮れたのであれば良しとしないといけないかなぁ・・・。

僕が心配した「いちごタンソ病」では無さそうで、予想していた「疫病」だと思います。

タンソの菌の確認が出来ませんでした。

苗の病変もタンソ病のそれでもなかったし、しおれ苗の発生の仕方もタンソ病とは違っていたし・・・。

僕の苗の作り方は大多数の農家さんが苗不足に陥る原因のタンソ病が出ないやり方なのだけど、事疫病の事を言えばリスクは大きい。

ただ、タンソ病の病気の広がり方と疫病の広がり方とでは疫病の方が数十倍も小さい。

今年、今まで肥料なしの土から肥料ありに変えてみた。

これがリスクを大きくさせたかは不明だけど、調べる余地は大いにありそうだ。

明日、もう一度険鏡(けんきょう=顕微鏡で見る事)してみよう。

13日に農業普及員(技術指導したりする県職員)が来るから相談してみよう。

ふぅ・・・。力作でした!。長文を見てくれてありがとう


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