大鵬国民栄誉賞
先月亡くなった、横綱大鵬が国民栄誉賞を拝受された。
相撲界から二人目。
一部では、生前に…って声もあるけど、大鵬引退の昭和46年には、国民栄誉賞そのものが無く、タイミングが無かったってところだろう。
戦後の高度成長期の日本にあって、大鵬が横綱まで駆け上がったその姿を日本、日本国民が重ね合わせて見ていたと思う。
その証拠に、当時の子供達の人気物(者)に、巨人大鵬卵焼きと言われた。
時の流行語で、一個人の名前が挙がったのは、後にも先にも、大鵬だけであろう。
その大鵬に国民栄誉賞を拝受するのは、至極当然の話しである。
昭和の大横綱として、他に双葉山、北の湖、千代の富士とあるが、その存在と、時の日本の在り方が重なったのは双葉山と大鵬だけ。(双葉の時代は軍国日本の負けないという象徴)
相撲ファンとしても、そういう横綱の誕生を期待せずにいられない…。
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